記憶力の弱さ
記憶力が弱い。ワーキングメモリーの弱さの話じゃなくて、長期記憶とかの話です。
記憶力の良い親友がいる。特に勉強はできるわけではないのだが、みなで集まって昔の話をすると、彼女は誰も覚えていないところまで、ほんとによく覚えているのだ。
対照的に、私は全然覚えていなくて驚かれる。ワーキングメモリーが少ないというのは有名だが、長期記憶の方のメモリーも少ないのだろう。覚えている思い出でも、多分、人と比べたらそれはぼんやりしたもので、解析度の低い荒い映像みたいだと思う。
ほんとうは今もここに具体的な経験談をいれたいんだけど、何も思い浮かばない…笑
すぐ忘れちゃうために楽観的になれるのは良い点だけど
バカっぽくみえたり(実際こういう人をバカと呼ぶのかもしれないが)
他人への興味の薄さが加わって人間関係に問題をおこしたり…
何より、大事にしたい思い出を鮮明に残すことができないのは……ちょっと寂しいんだよな〜
感想文が苦手
小学生の頃から、作文や感想文が苦手だった。小論文は得意。でも、自分の感想や意見を求められるとダメなのだ。
感想ないよー
何書けばいいの????????
ホント何を書けばいいの?????
ってなっちゃう。
勉強は得意だったからこと、この作文の苦手さ加減は異常じゃないか、と前々から思っていた。作文の時間は苦痛だった。白紙の紙とひとりきり向い合い、自分の無能さを責める。ホント辛かった。
でも、そんなこと確信もなく相談できる相手もおらず…
練習を重ねてなかなか克服してきたと思う。
それでも未だに苦労している。
例えば、外国語の授業だ。実践的な学習。外国語で、小学生みたいなことをやらされる。
コメントシートの提出がある授業もある。みんながびっしり枠を、埋めている中、私は、〜が面白かった的な一言だけ。
書けても、情報をかなり主観的に受け取っちゃう、興味をひかれた部分に勝手に重点を置いちゃうゆえに、しばしばテーマのずれた作文が完成する。何度もそれで恥ずかしい思いをしてきた。(ような気がする。記憶力弱い笑)
それがトラウマ的に働いてるのもあるのかしらとも思うけど
誰か詳しく教えて下さい。
ADHDと理系脳
最近Twitterを始めた。Twitterで「ADHDあるある」と検索すると、色々な人のADHDによる悩みの呟きを見ることができる。これが面白い。
本には載っていない、もっと身近な、主観的だからこその「あるある〜」を見ることができる。普段何気なくしていたことや感じていたことが、ADHDの特徴であった、ということにTwitterの呟きで気付かされたことも少なくない。Twitterは有力な情報源だ。
ADHDについての知識が増えるにつれて、同時に自分の姿が前よりもよく見えるようになった。得意と不得意、できるとできないの境界線がわかってきたのだ。
その一つに。視覚的で具体的な思考が得意ということがある。このことは前からうすうす感じておりこの一年ではっきりしたと思う。レポートを書くとき、歴史や文化ではなく、建築や美術品(できれば直接見に行けるもの)をテーマに書くと書きやすいし評価も良いことから気づいたのだ。しかし、ADHDの特徴の一部だと知ったのは本からの情報だ。他の人よりもはるかに優れていると書かれていたのは嬉しい。
視覚的な思考と言われてもピンとこない方もいるかもしれないけど……
例えば、料理やものづくり、修理である。また、数学や物理、地学も含まれると思う。それから化学式なんかもそうだ。もちろん思考の仕方の話なので得意不得意一概には言えない。全ての科目を上手く視覚的思考で捉えて勉強できればよいのだ。
ともかく、ADHDは完全な理系脳であると思う。暗記が苦手だから歴史科目は致命的だし。
その衝動性や不注意性からも、ADHDの女性の中には自己認識が男性に傾く人もいるという。理系脳な点もそれを促してるのかなー
12/19 追記
理系脳と文系脳という書き方をしたが、右脳と左脳の強さのバランスの差だろうな
発達障害を受け入れるまでの道程
自分がADHDであるのと気付いたとき真っ先に感じたのは安堵であった。しかし少なからず動揺もし、しばらくは受け入れるのに抵抗していたと思う。
気付いてしばらくは関連する本やウェブページを読み漁った。ADHDの症状を詳しく知り、自分の過去を振り返り照らし合わせてみているうちに、確信は強くなった。
大学1年の後期が始まろうとしている時期であった。大学はそれまでの中学高校のような甘えが通じず、遅刻や提出物で容赦なく落とされる。成績は奮わず、バイトでも仕事でミスを多発し、私は仕事のできない人間であると悩んでいた時期であった。
ADHDであるとわかり私自身は納得、ホッとしたが、周りの理解なしで環境はかわらない。
バイト先にも家族にも恋人にも、誰にも打ち明けるとこなく、1人で乗り越えようとした。
その結果、ストレスがかかったみたいで、体のあちこちに不調がおこった。自分ではそんなにストレス抱えてたと思わなかったのだけど…意外に笑
最初は蕁麻疹であった。気付いた日から2週間後くらいに、全身に蕁麻疹が起こり、一週間近く外出出来なかった。ストレス所以の十二指腸潰瘍の悪化、過敏性腸症候群など、主に胃腸がボロボロに…笑
それまでの人生はあまり発達障害が致命的な問題にならない恵まれた環境にあったのだ。地域の有名な進学校に進学した。そこでは似たような人が集まっており暮らしやすい環境だった。それが、大学に入学し、厳しい社会の一片に触れ、自分はダメな人間なんじゃないかというショックに発達障害であるという事実が加わり大きなストレスとなっていたようだ。
周囲の理解を得ることって生きやすくするために乗り越えるへぎ最大の問題であると思う。
どうやって説明しようか、今も苦戦している。
発達障害への理解
インターネットの広告バナーで、ADHDのものを頻繁に見かけるようになった。
以前よりは一般に発達障害への理解は広がったのかな〜と思う。
それでも深く理解されるのは難しいんじゃないかな〜
最近、友人の言った「寝たいと思わなければ寝ない」という発言が頭の中を旋回している。彼は授業中やテスト中にうっかり寝てしまうということがないのだ。
そのような人からすれば、重要な場面でうたた寝してるような人は、理解できず、ただ不真面目だ、責任感がない、などと捉えられてもおかしくない。
眠気に負ける可能性のある人の方が、多数派だったから、大丈夫なだけで……
発達障害も、少数派に生まれてしまったゆえに生じた社会とのコミュニケーションの問題であり、もしも時と場所が違えばなかったかもしれない問題なのだ。